- 軽度知的障害者の姉の立場から発信
- 福祉大卒・生活支援員
- 妹の障害者年金を申請→受給に導く
- 妹をマルチ商法から脱却!
私はブログを始めるにあたって、どうしても書きたかったことがありました。
それは「きょうだい児」としてのこと。
きょうだい児とは、自分の兄弟姉妹に障害者がいる人のことを言います。
私は今35歳で、きょうだい児なんて言葉を聞いたのはここ数年な気がします。
私には6つ年の離れた軽度知的障害の妹がいます。
今まで何度も妹のトラブルを対処をしてきました。
この経験が同じようにきょうだい児の人に、もしくは障害を持つ人に、その親に、誰かの役に立てたらと思い、記していこうと思います。
まずはそんな妹の紹介から。
私の妹について
妹が療育手帳を取得したのは大人になってから。
社会に出て、うまくいかないことが多くなり、引きこもり、病院で検査をし、軽度知的障害と診断されました。
小学校、中学校、高校、専門学校は普通学級に在籍し、支援級には在籍したことがありません。
22歳の時に病院で受けた診断結果は以下の通り。
軽度知的障害 (IQ=63)
コミュニケーション障害
精神年齢は8歳くらいの子どもと同じだと、診断した医師からは伝えられました。
「今まで一度も支援級に在籍せず、ずっと普通学級で来たということは、相当娘さんが頑張られたんだと思いますよ」との医師からの言葉に、母は酷く落ち込みました。
全てたられば話になってしまいますが、妹が小学校の時に一度、支援学級を勧められたことがありました。
学校の先生から母に伝えられ、母がそのことを父に伝えたところ
「そんなクラス、行かなくていい。●●(妹の名前)は普通じゃないか。」
当時、発達障害という言葉もまだまだ浸透していなかったころ。
父には、自分の娘を支援学級に在籍させるというのは考えられませんでした。(受け入れられなかったという方が正しいかもしれません。)
でもあの時、支援学級に在籍していれば、もっと早くいろんなことに気付いてあげられたかもしれない。
もっと彼女の生きやすいように環境を整えてあげられたかもしれない。
今大人になった彼女は障害者雇用枠で働いています。
ブログで伝えていきたいこと
今後、ブログで私はこんなことを伝えていければと思っています。
- 学生時代の過ごし方
- 障害に気付いたきっかけ
- 車の運転
- 障害者雇用枠の就職
- 障害者基礎年金
- マルチ商法にはまったこと
- お金の管理のこと
- 親亡き後問題 etc
お子さんに何か障害がある場合、そのご両親がさまざまな対応をされることがあると思います。
我が家の場合、妹が中学生の頃くらいから、何かと相談にのるのは姉である私。
その後大きくなり、障害者手帳の申請、障害者雇用枠での就職、障害者基礎年金の申請、マルチ商法にはまりそこから脱却させるなど
さまざまなことがありましたが、これらほぼ全てきょうだい児の私が対応してきました。
両親と妹の関係性があまり良好ではないこともあり、何かと私が対応するケースがほとんどです。
親の立場からみる軽度知的障害。
きょうだい児の立場から見る軽度知的障害。
きっとその見方は違っていると思います。
全て経験した私だから伝えられること、伝えていきます。
最後に
今まで、妹のことで何かあると積極的に介入し、対処してきたつもりです。
父も母も私頼みなところもあり、「きょうだい児」としてさまざまな経験をしてきました。
特に障害者雇用枠での就職、マルチ商法にはまり、そこから脱却させるまでの過程などは、本当に大変でした。
同じようにきょうだい児の立場で困っている、もしくは自分の子どもが軽度知的障害で、親の立場からなんとかしてあげたいなど、
解決の糸口を探している方々に、「こんなケースもあるのだな」と思ってもらえたら幸いです。